自社に社員食堂を導入するメリット・デメリットをわかりやすく解説!

2022.08.20

 

従業員の健康維持はどの企業にとっても求められる取り組みです。

そして、それらの対応策の中でも、社員食堂の導入を一つの案として検討している企業も多いかと思います。

今回は、社員食堂の導入について、そのメリットやデメリットを解説していきます。

 

 


 

社員食堂とは

社員食堂は、自社で働いている従業員のために設置された給食を提供するための施設や設備のことを指します。

大手企業や、工場を動かしている製造業系の企業など、さまざまな企業に社員食堂は導入されています。

この社員食堂は、会社の周辺に飲食店やコンビニなどが無い、業務の都合上休憩時間に外に食事を買いに行くことができない、といった社員の不満を解消するために設置されていました。

 

しかし、近年では社員食堂の設置の目的も変わってきています。

単に栄養補給ができる場を提供して、社員の不満を解消するだけではなく、社員の健康促進やコミュニケーションの場としての活用も進んでいます。

時代の流れとともに、社員食堂の設置に対する目的も変化していると言えるでしょう。

 

 

 

社員食堂の4つの運営方式

社員食堂を導入し、運営していくためには幾つかの方式が存在します。

自社が現在抱えているリソースや、検討している社員食堂の規模感などによって、適切な方式での導入を行うべきと言えます。

下記でそれぞれ説明していきますので、確認しておきましょう。

 

直営方式

一つ目は、直営方式での運営です。

こちらは調理スタッフや栄養士などの食事を提供するために必要となる人員を自社で雇用し、調理を行うための設備なども自社で整えるといった方式になります。

採用や設備投資などに時間やコストがかかりますが、自社の従業員から出た意見などをスピーディーに反映させることができるなどの特徴があります。

 

準直営方式

二つ目は、準直営方式での運営です。

こちらは、既存事業を運営している会社とは別で、社員食堂を運営するための会社を新たに設立するといった方法です。

自社の事業として行うのではなく、別会社を設立し、社員食堂事業を行わせるといった点が、準直営とされる要因といえるでしょう。

 

外部委託方式

三つ目は、外部に委託する運営方式です。

この方法では、社員食堂の運営やサービスの提供を外部の給食委託会社に委託します。

もちろん、外部の企業を活用することになるため、委託にかかるコストが発生しますが、自社で調理スタッフを雇用する必要が無かったり、プロによって安心安全の食事を提供してもらえたり、といったメリットも存在します。

 

弁当方式

四つ目は、弁当方式です。

こちらは、外部の給食委託会社を利用し、すでに調理された食事をお弁当として届けてもらうといった、デリバリーサービスのような方式になります。

社内に調理設備が整っていない、オフィスの規模がそこまで大きくないといった企業での導入におすすめの方式となります。

 

 

社員食堂導入の5つのメリット

社員食堂の導入には、様々なメリットが存在します。

それぞれ紹介しますので、チェックしていきましょう。

 

社員の健康維持

一つ目は、従業員の健康維持です。

食というのは、健康的な生活を送る上で大切な要素の一つです。

しかし、日々忙しい現代社会において、栄養バランスの整ったった食生活を送るために食事を準備することはそう簡単ではありません。

ですが、社員食堂を導入すれば、健康的な生活を送るためのバランスの取れた食事を提供することができます。

従業員に健康的に働いてもらうことは、生産性アップにも繋がりますし、企業として取り組まなければならないことの一つです。

そういった点も含めて、社員の健康維持を図ることができるというのは、社員食堂導入のメリットとなるでしょう。

 

健康経営のアピール

二つ目は、健康経営のアピールです。

一つ目の、社員の健康維持とも関連してきますが、従業員が健康に働くことは、生産性アップにもつながるため、企業経営にとっても大きなメリットがあります。

また近年は、こういった従業員の健康に配慮しているような企業が、健康経営企業として表彰されています。

もし、表彰されることになれば、外部に対するアピール、企業ブランディングに繋がるでしょう。

こういった健康経営としての側面も、社員食堂を導入するメリットとなります。

 

福利厚生の充実

三つ目は、福利厚生の充実です。

社員食堂を導入し、通常の店で提供するよりも低価格で美味しい食事を提供するということは、福利厚生としての取り組みの一つと言えるでしょう。

新卒で就職先を探す際に、企業の福利厚生面を気にする学生というのは、意外に多いものです。

また、福利厚生の充実は既存の従業員の満足度アップ、定着率アップにもつながるでしょう。

福利厚生の充実を目的として、社員食堂の導入を検討するといった企業も多く、食堂の導入の魅力の一つといえるでしょう。

 

コミュニケーションの促進

四つ目は、従業員同士でのコミュニケーションの促進です。

大きな会社になればなるほど、仕事は同じ部署、同じチームの同じメンバーで進めることが多くなるでしょう。

こういった状態が続くと、新たなアイディアやイノベーションを生み出す機会を創出するのは難しいでしょう。

しかし、社員食堂を導入すると、部署や役職を問わずコミニケションを取ることができる場を作り出すことができます。

また、食事中は仕事以外のプライベートな話をすることも多く、新たなコミュニケーションが活性化していくことが予想されます。

社員がリフレッシュできるという以外にも、ビジネス的な観点からも、コミュニケーションの促進は非常に大切であると言えます。

 

採用の強化

五つ目は、採用の強化です。

三つ目のメリットである、福利厚生の充実でも解説しましたが、新卒で就職先を探す学生は、企業の福利厚生にも注目しています。

もちろん、仕事内容なども大切ですが、どのくらい福利厚生が充実しているのかも大切な要素になります。

新卒採用の難易度が高まっている現代において、社員食堂を導入して福利厚生を充実させ、採用を強化することができるのであれば、非常に魅力的であると言えるでしょう。

 

 

社員食堂導入の3つのデメリット

ここまでは社員食堂を導入するメリットに絞って解説してきました。

しかし、もちろんデメリットも存在しています。

こからは、社員食堂を導入するデメリットを紹介していきます。

 

導入コストがかかる

一つ目は、導入コストです。

社員食堂を導入するとなると、調理スペースや設備、また食事をとることができるだけでのスペースが必要になります。

食事スペースは既存のオフィスの空いてるスペースを活用すれば、展開することができるかもしれませんが、調理スペースはそうもいきません。

従業員の方に提供できるだけの量の食事を調理できるような、本格的な設備投資が必要となるでしょう。

こういった多額の導入コストが発生してしまうという点は、デメリットとなりえるでしょう。

 

 

運営コストがかかる

二つ目は、運営コストがかかるという点です。

社員食堂は導入して終わりではありません。環境が整ったら、調理をして食事を提供していかなければなりません。

そして、実際に運営していくとなると、人件費や食材費、水道光熱費といった様々な運営コストが発生するでしょう。

社員食堂として、利益を生み出す必要はないかもしれませんが、適切なコスト管理を実践していくようにしましょう。

 

メニューの改良が必要

三つ目は、メニューの改良です。

社員食堂は、自社の従業員がほぼ毎日利用することになります。

そのため、同じようなメニューが続いてしまうと、飽きられてしまうかもしれません。

また、コストを意識するあまり、味や品質などを下げてしまうと、利用率も下がってしまうでしょう。

こういったマンネリ化や、利用率の低下を防止するためにも、常にメニューの改良に試行錯誤していく必要があります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

社員食堂の導入には、いくつかの方式があり、社内コミュニケーションの活性化など様々なメリットが存在しています。

これから社員食堂を導入してみようと検討されているかたは、ぜひ今回紹介した内容を参考に、自社に合った社員食堂の方式から考えてみてはいかがでしょうか。

 

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