委託給食とは?活用する7つのメリットやデメリットを徹底解説!

2022.08.20

学校や保育園、医療施設や老人ホームなど、様々な場所で提供されている給食ですが、その提供方法は大きく直営と委託の2種類に分かれます。

では、給食を委託することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は委託給食について、メリット・デメリットを交えながら解説していきます。

 

 


 

委託給食とは

委託給食は、給食を提供するために、外部の企業にサービスを委託することを指します。

保育園、学校、高齢者施設、医療施設、社員食堂、寮などなど、様々な場所における給食の提供を委託することができます。

委託する範囲としては、献立の作成から、食材の仕入れや納入、厨房で稼働するスタッフの労務管理、調理、衛生管理、監査対応など、安全に給食を提供するために必要となる業務全般となっています。

場合によっては献立の作成や食材の調達は自分たちで行い、調理業務のみを委託するという労務管理委託として活用するケースもあります。

 

また、給食を提供する際には、委託する以外の選択として、自施設で運営していく直営という方法もあります。

自社、自施設で給食スタッフを雇用し、調理するためのスペースを設置して調理を行うという方法であり、施設の運営側と調理現場との連携がスムーズに行えるという特徴があります。

しかし、人材採用に関する難易度の高さや、食品の安全性の確保にかける管理などの手間などが発生するため、一概にどちらが良いとは言い切ることはできません。

自社、自施設の状況に合わせて、直営か委託かは選択していきましょう。

 

委託給食の種類

外部企業に給食の運営を任せる委託給食ですが、その種類は大きく2つに分かれます。

それぞれ確認していきましょう。

 

現地調理

一つ目は現地調理です。

自社、自施設の厨房に、委託先企業のスタッフを派遣してもらい、そこで調理された給食を提供するという形式になります。

作りたての給食をその場で提供できるなどのメリットがある方法です。

 

セントラルキッチン

二つ目はセントラルキッチンです。

セントラルキッチンは、給食委託会社が保有、運営している調理施設のことを指します。

学校給食や病院食などの給食の場合は、給食センターと呼ばれることもあります。

多くの施設に向けて大量に調理を行い、配送する形になるため、コスト面でのメリットを享受しやすい方式となります。

 

委託給食の7つのメリット

ここまでは委託給食の概要についてお伝えしてきました。

では、委託給食にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは委託給食のメリットについて解説していきます。

 

スタッフの採用・管理工数の削減

一つ目は、給食に関わるスタッフの採用や管理にかかる工数の削減です。

どの業界でも人手不足が深刻化している現代において、採用活動の難易度は非常に高まっています。

また、採用できたとしても、その人員を管理するためには別の工数が発生してしまいます。

しかし、委託給食を活用すれば、給食を提供するために必要となる人材について考える必要がなくなるため、それらにかかっていた労力を削減することができます。

 

コア業務への注力

二つ目は、コアとなる業務に集中して働くことができるという点です。

一つ目の管理工数の削減と関係してきますが、これまで自社で運営していた給食業務を外部に委託することで、自社、自施設としては新たに時間を作ることが可能となります。

こういった浮いた時間をコア業務に充てることで、医療施設や老人ホームであれば、入居者や患者のフォローを行い、満足度アップや品質アップを実現することができるでしょう。

 

衛生管理の徹底

三つ目は、衛生管理の徹底です。

委託給食を専門に扱っている企業は、その道のプロということになります。

そのため、給食委託会社のノウハウが詰まった運営方法により、衛生面の徹底を図ることができます。

給食は味も大切ですが、それ以上に安全性も非常に重要です。

安全・安心の給食を提供できるという点は、大きなメリットとなるでしょう。

 

高品質な給食の提供

四つ目は、栄養価の高い高品質な給食が提供できるという点です。

一つ前の衛生管理についてでも紹介しましたが、委託先の企業は給食に関するプロになります。

そのため調理に関するレベルや、メニューの引き出しの多さなどは、直営で行うよりもより高くなるでしょう。

また、その時期に応じた旬の食材を使ったり、行事食を提供したりといったバリエーション豊かな給食を提供することが可能となるため、給食を食べる方の満足度アップにもつながるでしょう。

 

監査対応

五つ目は監査に対する対応です。

委託給食を活用すれば、監査の対応に必要となる帳簿類の作成や、保管も委託することができます。

また、監査時の立会いも対応してもらうことができるでしょう。

こういった対応も請け負ってもらうことができるというのもメリットの一つといえるでしょう。

 

給食の供給体制の安定化

六つ目は、給食の供給体制についてです。

委託給食会社は、安心、そして確実な仕入れルートを確立しており、高品質な食材を使って給食が提供できるような体制を整えています。

そのため、災害時などの有事の際においても、途切れることなく給食を提供できるように備されています。

万が一の事態に備えることができるという点も、委託給食を活用するメリットとなるでしょう。

 

事故の責任

七つ目は、事故の責任問題についてです。

食中毒事故などが発生してしまい、行政処分等を受けた場合でも、賠償責任は委託先となる給食会社になります。

こういったリスクを最小限に抑えるということも、委託給食のメリットといえます。

 

 

委託給食の3つのデメリット

ここまでは、委託給食のメリットについて解説してきました。

しかし、メリットがあれば、もちろんデメリットも存在します。

ここからは委託給食を活用した際のデメリットについて紹介していきます。

 

給食委託会社と施設とのコミュニケーション

一つ目は、コミュニケーションに関する問題です。

委託給食を活用する場合、施設運営者が委託先企業の調理スタッフに直接指示を出すことも可能ですが、その内容が本部まで届かなかったり、伝わったとしても対応が遅くなってしまうケースがあります。

反対に直営の場合、自施設のスタッフに直接指示が出せるため、スピード感のコミュニケーションをとることができます。

こういったコミュニケーションのスピードや質の面では、直営での運営の方が優っているでしょう。

 

給食を食べる方とのコミュニケーション

二つ目は、給食を食べる方とのコミュニケーションについてです。

直営であれば、給食を作ったスタッフが食事の介助をしたりなど、給食を食べる方とのコミュニケーションをとる機会があるため、そこでくみ取ったニーズを今後提供していく給食に反映していくこともできるでしょう。

しかし、委託給食を活用する場合、こうした機会を作ることはなかなか難しいかもしれません。

最終エンドとなる給食を食べる方の声を素早く正確に把握し、給食に反映することができないのはデメリットとなるかもしれません。

 

委託先によっては融通が利かない

三つ目は、融通が利かない可能性があるという点です。

直営であれば、食材やメニューの変更などが発生しても、臨機応変に対応することができます。

しかし、委託給食の場合、委託会社によっては、対応できる範囲が限られていたり、要望が聞いてもらえなかったりと、融通が利かないケースが発生することもあります。

また、メニューに関しても、委託会社によっては同じメニューのローテーションで献立を作成していることもあり、マンネリ化が発生するなどの恐れもあります。

委託先を選定する際には、こういった柔軟性も重要な観点になるため、しっかりと確認しておきましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

委託給食の活用には多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。

まずはこれらのメリット・デメリットを確認し、委託給食会社に相談してみることをおすすめします。

 

また、委託給食ナビでは、委託給食の導入サポートしております。

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こういったご相談をお持ちの方は、委託給食ナビにお問い合わせください。

 

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